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「こんな会社で働きたい!」ユニークで新しい働き方5選

労務

昨今「週休3日」という夢のような働き方を耳にするようになりました。
大きな話題になったのは一昨年の夏、日本マイクロソフトが「ワークライフ・チョイス・チャレンジ」として行った金曜日を全社的に休暇とするもの。

実際に週休3日が導入されたわけではなく
あくまで当年の8月を対象に、給料は変わらず全ての金曜日を特別休暇としたもの。

ですが、試験的ではあるもの金曜日がおやすみということは「週休3日」であることに間違いはありません。
実際にこのチャレンジ後の結果として
ライフワークへの満足感だけでなく、なんと仕事効率もアップしたとのこと。

一昔前の日本では「週5日オフィスで働き残業をするほど良い」とされていた風潮がありました。
ですが、現在は効率的に仕事をこなせば、別に週5日ということに縛られなくても良いという考え方も増えてきました。
仕事の価値は量(時間)ではなく質(効率・効果)ということですね。

前回ご紹介した 「こんな休暇があるの!?」ユニークな特別休暇6選 でもご紹介しましたが最近では働き方が大きく変化しています。

ユニークで新しい働き方制度事例

①POWER NAP制度 株式会社OKUTA

「昼食休憩とは別に1日15分程度のお昼寝を認めて、眠くなったタイミングで仮眠が取れるようにしています」

参照:株式会社OKUTA

パワーナップとは昼間の短時間仮眠のことです。
お昼寝のことですが、深い眠りに入る前の15~30分程度であれば仕事の効率が上がると言われています。
実際googleやNIKEなど海外の大企業でも取り入れているようです。

確かに効果があるものなのかもしれませんが、なかなか日本では一個人が取り入れるのは難しいですよね。
ですが制度として取り入れていれば、安心して実施できますし
お昼休憩とは別としてくれているのも嬉しい制度です。

お昼後はどうしてもうとうとしてしまう瞬間があると思うので
スッキリ頭を切り替えることが可能です。

②朝型勤務 伊藤忠商事株式会社

「午後8時から午後10時までの勤務は「原則禁止」、午後10時から翌日午前5時までの勤務を「禁止」としました。逆に午前5時~午前9時は深夜勤務と同じ割増手当が付くようにし、さらに午前8時までに出社した社員には軽食を無料で提供」

参照:伊藤忠商事株式会社

夜の長時間残業を禁止し、制度を整え朝型の勤務へ切り替えるよう促しています。
どうしても夜だとズルズルと仕事をしてしまうこともありますよね。
朝だと出勤を早くするのも限界がありますし、効率的に仕事に着手できそうです。

実際に残業時間は10%強減少したとのこと。
また、朝早くから出社していると、お客様からの朝一でのお問い合わせ対応もスムーズとなり信頼も得られる環境に変わったようです。

早朝の出勤はどうしてもばたばたしてしまうことも多いので
軽食の提供までしてもらえるととても助かりますし、出社へのハードルも下がりそうですね。

③どにーちょ Sansan株式会社

「休日の静かな環境で業務を行う方が生産性や効率を上げられる場合に、平日と休日の勤務日を入れ替えられる制度」

参照:Sansan株式会社

土日を勤務日に変えて平日をお休みにすることができる制度です。
確かに休日の出勤は電車もオフィスも空いてますし
社内でのコミュニケーションが不要な業務を行う際には集中できますよね。

また、平日の用事に対応することもできそうです。
普段は固定勤務制で働き、シフト制のような働き方もできるということなので
シフト制の恩恵(平日にある予定に合わせて休めるなど)も味わえる魅力的な制度です。

④自由出勤制度・完全時間給制度 株式会社エス・アイ

「勤務体制 自由出勤制度(8時~18時までの間で7.75時間以内) 給与 完全時間給制度」

参照:株式会社エス・アイ

驚くほど自由度の高い働き方を実現しているのが株式会社エス・アイ。
なんと正社員でありながら、勤務時間自由で時間給制度を取り入れています。

8時~18時までの間で7.75時間以内という条件はありますが、一日の出退勤はいつでもOK。
給与は働いた時間分のお給料を、ということで時間給。
先述の事例とは比較にならないほど自由です。

また、似たような自由な働き方ができる環境として
「働き方」と言えばの、あの会社でもこんな制度があります。

⑤働き方宣言制度 サイボウズ株式会社

「育児、介護に限らず、通学や副(複)業など個人の事情に応じて、勤務時間や場所を決めることができます。(中略)一人ひとりが「自身の働き方」を自由に記述するスタイルで宣言し、実行しています。」

参照:サイボウズ株式会社

サイボウズは「100人いたら100通りの働き方」があってよいと考えのもと制度が整えられており
ライフステージの変化に合わせて働き方を選択できるようになっています。

この制度では、複数のパターンから選択する従来の制度からさらに自由度の高い
一人ひとりが自分の働き方を決めることが可能です。

例えば時間はもちろん、場所や残業上限、出張に関することまで決めることができます。

働く期間とは何十年にも渡ることなので、その時の状況に応じて働き方が変わっていくのは当たり前ですよね。
働き方を変えなくてはならない時、職場が自分の状況に合わせてくれるので
長く勤められるような環境になっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここ最近で「働き方」は大きく変化しています。

株式会社ZOZO(旧:株式会社スタートトゥデイ)は2012年から1日6時間労働制度「ろくじろう」を導入していました。
9:00〜15:00まで6時間働き、するべき仕事が終わっていれば退社OKという制度で
15:00までに仕事を終わらせれば早く帰れるので、効率的に業務をこなすようになり生産性がアップしたそうです。

ですが、こちらの制度は2019年にフレックス制度が導入され終了しています。
最近では自由な働き方として出退勤の時間に縛りがないフレックス制度もよく耳にするようになりました。

冒頭では週休3日のお話もしましたが
必ずしも今までの「週5日で9時出社」である必要はないかもしれません。
いずれにせよ、誰しもが自分の望む「働き方」ができる環境づくりが促進されていくと良いですね。